8月19日(月)玉縄史跡顕彰会主催の「玉縄首怦ヤ霊祭」 が開催されました。 天気予報では雨を心配していましたが無事に晴れ、夕闇が迫る戸部橋 近くの会場です。 向かい側の川筋に屋台が並んで子どもたちが楽しんでいます。
「怨親平等(おんしんびょうどう)」 と書かれた歴史碑のそばで地域を守り続けた六地蔵と慰霊塔に花が 飾られ、椅子が並べられました。 ケーブルテレビの取材もありました。
午後6時には顕彰会メンバーや来賓が並び、 戸部会館から姿を見せた6か寺️(*) の僧侶たちが祭壇の前に進んで式典が始まりました。 主催者である高田さんの挨拶と物故者への追悼文の奏上に続き幹事 役の久成寺住職を初め住職全員による読経が始まります。 香炉が回されて参列者は次々に焼香しました。
大永6年(1526年) 安房の里見義弘が鎌倉に攻め入り迎え撃つ玉縄城主が戸部川に陣を 張り撃退しました。 その激戦で死を以て庶民を守った勲功に感謝して怩作り厚く葬り 、その後土地の人々が冥福を祈り続けました。
夏の宵に過去を偲び読経に耳を傾ける静かな時間でした。 (記・編集委員江上尚志)
*(6か寺=️久成寺、円光寺、貞宗寺、龍寳寺、玉泉寺、黙仙寺)





