無料で法律相談のお役をこなしているのが、司法書士の資格を持つ花村民夫さん。玉縄地区社会福祉協議会が福祉活動推進の一環として、平成25年11月から鎌倉市・玉縄支所の一室ではじめたもので、花村さんの温厚な人柄と豊富な専門知識に、この1年半余りで80件余の相談が寄せられたそうです。
花村さんは大手損害保険会社を退職後に司法書士の資格を取得。「折角資格を取ったのなら世の中のお役に立つように」と民生委員・児童委員で活躍する奥さんの強い後押しもあって、無償のボランティアで法律相談を引き受けることになったそうです。
相談室が開かれるのは月に2度。毎回2〜3人の人が相談に来られ、高齢者に限定しているわけではないものの、ほとんどは年配の方々。丁寧に話を聞き、必要に応じて資料などを持参してもらっているそうです。これまでの相談内容は相続が25件、不動産登記17件、遺言関係13件など。世相を反映した相談内容ともいえそうですが成年後見関係、借地借家、離婚問題など相談の内容は広範多岐。「相談者からいろいろな話を伺えるわけで、これは自分の勉強にもつながります。これからも体のつづく限り相談にのって上げたい。」と、よろず法律相談役に意欲を燃やしています。
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