(地域包括支援センターささりんどう鎌倉・鈴木杏奈さん投稿)
6月21日に玉縄地域アセスメント高齢者施設分科会のメンバーとともに、関谷の鎌倉プライエムきしろをお訪ねし、溝下施設長さんらと意見交換を行いました。
玉縄地域では初めての高齢者施設として、同きしろは平成6年4月に開所しました。事業の内容は特別養護老人ホーム(定員80名)ショートステイ(定員20名)デイサービス(35名)と、居宅介護支援事業所があります。
入所者の方々は、日常生活を送りながら“生活リハビリ”(例えばベッドから車椅子、車椅子から歩行といった動作や、食事を自分で摂る等)を行っています。バルーンカテーテル・ストマ造設・胃ろう等の医療行為が必要な方も入所の相談が出来るほか、ショートステイは突発的な利用の相談も可能です。
また法人全体として、施設で亡くなった方の新盆を迎える家族をお招きして、お盆法要も行っています。コロナ禍で約2年できませんでしたが、今年は在りし日の入所者の方々思い出しながら皆さんで供養したいとのお話もありました。
共生型デイサービスも始まる
共生型デイサービスとは、介護保険サービスを利用している高齢者と障害福祉サービスを利用している障害をお持ちの方が一緒に利用できるデイサービス。令和3年11月から始まり、現在7名の障害者が利用しており、高齢者が障害者のことを気に掛けるなど今までに見られなかった相互関係も出てきているとのことです。
鎌倉プライエムきしろを利用する方々の自律支援を尊重し、その人らしさを大切にすること、地域に愛される施設を目指すこと、職員の介護力を育てていくことのお話もありました。見学をしたメンバーからは「生活リハビリという言葉を初めて聞いた。ただ生活するだけではないってことだよね」「利用者・家族に寄り添う施設だと思った」などの声が聞かれました。